雪
久しぶりにたくさんの雪が降った。
たまたま今日は休みだったので、久々の雪景色を楽しみながら散歩した。
そういえば、19年前。今の家に引っ越してくるときの本当の理由は、その前の年にみた雪の中で凍った滝。そして「これは、大阪から通っていたのでは、厳冬の写真を撮ることはできない。ここに住まなければ・・・」ということで、ココに住むことにした。
ま、安かったし(大阪まで通勤で2時間ということもあるが・・)、空気もきれいで、庭も広く、動物も飼い放題ってところで家族も反対しなかったようだ。
そして、引越ししてから、10年くらい、毎週のように滝に写真を撮りにいった。朝、庭のバケツに張った氷の分厚さでその時の凍り具合を予想したりして得意になっていた。
特に、冬は、カチカチに凍った滝に、アイゼンなどそれまで使用したことの無い器具を使い、信じられないような危険なところまで歩いていった。
で、ここ数年、ちょっと飽きてきたようで滝には行かず、ぶらぶらと平地で写真を撮っていた。
今日、久しぶりに雪が降ったので、いつもの道を歩いて見た。
体力は、アノ頃と変わっていないようで足取りは軽かった。でも、目にはいるものは違っていた。何故か、最近は足元ばかりを見ているようだ。
それはそれでいいのかもしれない。今まで、落としてきた、何かを拾い集める時期なのかもしれない。
今日の雪は、また、新しい何かを感じさせてくれる 恵み雪だったようだ。